新しいカラムもメジャーもテーブルから値を作るという点では同じである。しかしテーブルで利用できるソースとなるデータの範囲が異なる。
わかりやすいのは新しいカラムである。新しいカラムを作るときには作成される値は、同じ行のデータのみを参照できる。例えば項目A,B,Cがありレコードが3件(ID=1,2,3)とする。
項目Dを追加する際にID=2の値を作成する際にはID=2の項目A,B,Cのみが利用できる。別の行の値を参照することは、直接的にも間接的にもできない。直接的と意味はたとえばWhereなどにより抽出する方法である。間接的にはGroup byによる集計算である。いづれの方法も新しいカラムでは別の行を参照するために、利用できない。
それに対してメジャーは列方向の値を参照する。この場合個々の行を参照することはできず、集計をする必要がある。集計をする際にはキーとなる項目を指定する。このキーにより指定された集計算を取得することができる。
まとめると集計算の項目であればメジャーを使い、個々の行に対して値を算出したい場合には新しいカラムを利用する。