科学の箱

科学・IT・登山の話題

R 統計

一対比較法

投稿日:2014年5月19日 更新日:

一対比較法では複数の対象の順位を、個別の比較結果から明らかにすることができる。例えば今5種類の携帯電話があり、好ましさの順位を知りたいとする。一対比較法を利用しなければ、回答者は5について順番をつけて回答する。

例えば回答結果は以下のようになる。

  • A>B>C>D>E
  • C>B>A>E>D
  • E>C>D>B>A

全体の順位付けは一つ一つの対象について自分の好みをを明らかにして、全体を比較していくために手間がかかる。それに対してのに対して、2つを比較するのであれば楽だ。1:1なら対象が特定されているので順番を考える必要はない、目の前の2つの対象に集中できるので○・×で回答がはっきり出る、もしくは複数あるよりも出しやすい。複数あると順位がどうなるかを調整する手間があるので心理的負担が高くなる。

一対比較法は便利であるが対象が増えると回答数がいきなり増えることになるために注意する。

種類: サーンストーン・シェッフ

サーンストーンとシェッフの違いは何か。サーンストーンでは優劣のみを回答する、シェッフでは比較を点数で回答する。

サーンストーンでは優劣の結果を一つの尺度で順序とその順序間の差を明らかにすることができる。優劣という質的変数から、全体の順位とさらにその数値的な差を明らかにできる。シェッフでは優劣だけでなく点数を利用するので、回答者による負担は増えるがより詳細な分析が可能になる。また対象の差について統計的な検定をすることができる。これにより差についてどの程度意味があるのかがわかる。また全体だけでなく個人の嗜好についても明らかになる。

負担を軽減する方法はあるのか:比較する数についてランダムに割り当てて、1個人からの回答を少なくする。

メタ情報

inarticle



メタ情報

inarticle



-R, 統計
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

Rによるやさしい統計学/6-2つの平均値を比較する

(1) 統計が好きか嫌いかで統計テスト1の得点について有意な差はあるか。 指導法データは score.csvに作成する。 ID,名前,性別,数学,統計,心理学テスト,統計テスト1,統計テスト2,指導法 …

no image

ラテン方格

ラテン方格は1~nまでの数字についてn x nの正方行列に一回だけ現れるように並べたものである。ラテン方格を利用して実験の割り付けを行う実験計画法がラテン方格法である。 ラテン方格法と似た実験計画法に …

no image

外れ値の把握

3シグマ法=Hampel Identifier Related posts:前向き研究と後ろ向き研究本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本分散分析のcase study-2

no image

Wilcoxonの符号付順位決定

boneのspnbmdを使って年齢別に男女差があるかを確認してみる。検定ではWilcoxonの符号付順位決定を利用する。 boneは特定個人について骨密度を計測している。データにはIDと骨密度以外に性 …

no image

R Dataset – bone

データの説明 261人の子供たちから得られた年齢別骨密度。 フォーマット idnum: 識別コード age: 測定時の年齢 gender: 性別 spnbmd: 骨密度 チェック テーブル全体について …

2014年5月
月 火 水 木 金 土 日
« 4月   6月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

side bar top



アーカイブ

カテゴリー