電話回線の種類としては以下の3つにわけることができる。
- アナログCOT(Central Office Trunk)
- アナログDID
- INS64
アナログCOTはPBXではアナログ局線トランクに収容されている。トランクとはNTTなど通信業者とつながっている回線を収容するPBX状の基板のこと。アナログCOTでは公衆回線から電話がかかってくると電話機に直接着信する。このときPBXは直接は応答しない。番号は通信業者から提供されている実番号となる。
アナログDIDも収容はアナログ局線トランクである。電話がかかってくるとまずPBXが応答する(一時応答)。一時応答には3パターンある。番号としては実番号+追加番号が利用できる。
- PBXが発信者側にプープープーと信号を送る。発信者はこのタイミングで内線番号を入力して、目的の電話機に着信させる。
- PBXが音声で応答する。内線番号を入力するところからは上記と同じ。
- 内線へのマッピングをあらかじめPBX側で設定しておくとかかってきた電話をそのまま電話機にルーティングさせる。
INS64はデジタル回線であり、一本で2チャンネル収容されている。
電話機側の収容には大きく4種類ある。
- アナログ回線
- デジタル回線
- INS回線
- VoIP回線
アナログ回線はRJ11を使用している(6極2芯)。アナログ電話機を接続する。デジタル回線は多機能電話機を接続する。形状については決まりがないが、基本的にRJ11と考えておけばよい(6極4芯)。ただしアナログ電話機をデジタル回線の回路につなても使用することはできない。INS回線のジャックも形状はRJ11であるが内側のつながり方は6極2芯である。
http://www.mco.co.jp/support/tec_tel02.html