Sander van Vugt氏による でははじめてVMWareワークステーションを使う人のために、構成と詳細な手順を説明している。
初級者向きではあるが、普段意識しないで実行していたことを文字にしているのでちょっとした発見もある。
VMWareワークステーションでゲストを構成するときのポイントとしては以下がある。
- CPU
- メモり
- ハードディスク
CPUについてはゲストのコア数 = 物理マシンのコア数-1にすることでパフォーマンスを維持できる。理論的には物理マシンのコア数<ゲストのコア数は可能であるが、CPUのスワップが発生するためにコンテキストの保存などでパフォーマンスに影響が出てくる。もちろんこれはどれだけCPU依存かにもよる。1を引くのは一個のコアを物理マシンに予約しておくため。
メモリは最低4Gほしいところではあるが、Linuxや小規模のシステムであれば1Gでも十分。いづれにしてもスワップが物理マシンでも仮想マシンでも発生しないようにモニタをする。
ハードディスクはスペースについて記載がある。vmdkは別のディスクに保管することでI/Oが競合しないという。
実際にゲストをいくつか動かすと経験上最初のボトルネックはディスクIOであることがおおい。これは最近の処理がデータ依存になっていること、CPUやメモリに比べるとディスクIOにそれほど進歩がないからだ。
VMWareでディスクIOに問題があるときの対処方法をまとめている。
Troubleshooting hosted disk I/O performance problems (1008885)
システムへのインパクトなしにすぐに実行できることも多いので一読することをお勧めする。