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ネットワークアダプタのLEDステータス

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USのITチーム主導で各拠点に管理用デスクトップであるDELL Optiplex7050を順次導入することになった。設定はとりあえずPXE用のイメージが入っており。ネットワークにつながるとPXEブートによりイメージが読み込まれ起動する。いったん起動するとリモートから接続して、必要な設定を完了できる。

ローカル側チームでやることは7050が届いたら、箱を開けてネットワークケーブルをつなぎ、電源を入れるだけである。いつものことならが「すぐにできるよ、何にも問題ないよ!」ということであったが、何もなかったためしがない。

今回はネットワークLEDステータスで小一時間サーバー室で悩み、すでに秋が始まっているのに南極のような風にあてられ風を引きそうになった。

7050はモニターを接続できないので画面から状況を判断する方法がない。唯一の方法は筐体についている各種LEDである。そのうちに2つ、パワーボタンのLEDステータスとネットワークアダプタのLEDステータスが利用できる。

パワーボタンは問題なく白く点灯することが確認できたので電源系統およびマザーボードは問題なさそうである。しかしネットワークのLEDステータスがおかしい。左側緑、右側黄色を予想していた。右側は黄色点灯であるのでこちらは納得である。しかし左側は赤である。

一般的に筐体で赤色のLEDが表示されるとこれはクリティカルなエラーがさしているという意識があり、この時にも7050上で問題が起きているか、それともスイッチ側でリンクスピードが合わないのかとしばし考えてしまった。

ふと思いつき別のスイッチをつなげてみると、案の定左側は緑になり、これはスイッチ側の問題であるとこの時点で判断した。そのためにスイッチの構成情報から異なったVLANにいくつか接続をしてみて緑色になるかを確認した。その結果としては確かにグリーンになることが分かった。この時点ではスイッチ側でリンクアップの設定がおかしいという仮説を立てていた。

ここからどうやってトラブルシューティングをしようかと思い、仮説を確かめるためにLEDが何か特定のエラーを指示していないか確認することにした。

その結果から、、、、”赤”ではなく”オレンジ”であり、1000gbitでつながっていることが分かった。

Link integrity light on integrated network adapter :Green — a good 10 Mbps or 100 Mbps connection exists between the network and the computer.

Orange — a good 1000 Mbps connection exists between the network and the computer.

Off (no light) — the computer is not detecting a physical connection to the network.

Network activity light on integrated network adapter Yellow light — A blinking yellow light indicates that network activity is present.

 

http://www.dell.com/support/manuals/us/en/04/optiplex-7050-desktop/optiplex-7050-desktop-tower-owners-manual/controls-and-lights-specifications?guid=guid-532d1653-c01f-4ebb-a0f5-10eb48c931b2&lang=en-us

ということで、完全に勘違いであったわけだ。ではなぜその勘違いが生まれたか。とりあえず自分が使っているLenovoラップトップX230について調べてみた。

There are two indicators to show the status of the network connection, one located to the upper right of the connector and the other to the upper left. When your computer connects to a LAN and a session with the network is available, the upper left indicator is steady green. While data is being transmitted, the upper right indicator blinks yellow.

こちらでは左は正常であればグリーン、ネットワーク通信が発生しているときには黄色になるということだ。ということは一般論として左側はspeedもしくはリンク、右はactivityといえだろう。

しかしさらに調べてみるとこの法則もあまり当てはまらないことがわかった。例えばOracleサーバーでは以下のようになっている。

左側
緑色
点灯 – リンク/アクティビティ
右側
2色
緑色 – 最高速度で確立されたリンクオレンジ色 – 次に高速またはより遅い速度で確立されたリンク

なし(消灯) – 一番遅い速度(10Mbps)でのリンク

https://docs.oracle.com/cd/E41888_01/doc.21/b66176/glvez.html#CMSVNglqku

スピードが右側になっているために、Dell, Lenovoとは真逆である。

ここからわかるのは、新しいモデルを利用するときにはあらかじめLEDステータスについてその意味を確認することが大事であるということである。それにしてもなぜ一つの規格により統一されていなのか。

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