Avayaで問題が発生したときによく利用するコマンドがlist trace vdnである。
list trace vdnコマンドは実行されると対象となるvdnを排他的にロックする。そのためにlist trace vdnを該当のvdnには2重にはかけられない。
通常であればtraceが完了するか、セッションが切れると自動的にロックも解除される。しかしセッションが正常に解放されたなかった場合、セッション画面が存在していないにもかかわらず下記のようにメッセージが表示されて、list traceコマンドを実行できない。
この場合の対処方法を記載する。
原因は画面は閉じられているが、セッションが内部的に残りvdnをロックしていることが原因である。そのためにセッションを強制的にクローズすればよい。
ますはstatus loginコマンドでセッションの一覧を表示する。現在実行されているセッションが表示される。その中でlist trace vdnコマンドを実行しているセッションを探す。該当のセッションについてSession numberをメモしておく。下記の例では”5″になる。
次にコマンドから対象となるセッションをリセットする。
reset login ID 5
これでセッションがリセットされたのでいつも通りにlist traceコマンドを実行できる。