esxi起動時に管理インタフェースにうまく接続できなかった。
コンソールをみるとステータス画面が表示されているのでesxiは正しく起動されている。vsphere clientから接続をすると、接続エラーになる。過去のインベントリは見えてみるのだが操作は何もできない。
リモートから接続できない場合にはコンソールからcliに接続をして操作をするわけだが、その手順を簡単にまとめる。
コンソール画面→alt + F1でテクニカルサポート画面に入る。この画面で”unsupported”(クォーテーションはなし)と入力し、実行キーをおす。このとき”unsupported”は画面に反映されない。入力間違いをした時にはalt + f2あるいはalt + f11で別の画面に飛んでからもう一度 alt + F1を押す。
login: という表示が出るのでesxiサーバーのrootバスワードを入力する。
これで管理コンソールのコマンドラインが開始する。esxiはリナックスベースなので基本的なコマンドはlinuxと同じ。esxiの操作をするためにはあらかじめ用意されているコマンドセットを実行する。ただしコマンドセットはesxiのバージョンによりずいぶん異なる。代表的なのは以下の通り。
- vimsh
- vmware–vimsh
- vmware-vim-cmd
- vim–cmd
- esxcli
どれが正解かわからない場合には/binおよび/sbinの下をのぞいてみるとよい。
cliに接続できたらまずは状況を確認する。
メインテナンスモード
- メインテナンスモードかを確認
- vim-cmd hostsvc/hostsummary | grep MaintenanceMode
- メンテナンスモードに入る
- vim-cmd hostsvc/maintenance_mode_enter
- メンテナンスモードから抜ける
- vim-cmd hostsvc/maintenance_mode_exit
ゲスト情報
- vmwareゲストインベントリの一覧
- vim-cmd vmsvc/getallvms
ゲストに対する操作
ゲストに対する操作ではVMIDが必要になる。getallvmsで取得できるのであらかじめgetallvmsを実行してからホスト名に対応するVMIDを記録しておく。
- 電源を入れる
- vim-cmd vmsvc/power.on VMID
- 電源を落とす
- vim-cmd vmsvc/power.off VMID
管理インタフェース接続できない時にはまず以下を試しみてる。
- NICが物理的に動いているかをLEDで確認
- コンソールから別サーバーへのping
- 管理インタフェースの再起動
電源を落としてからvCenter経由でホストに接続すると、管理しているguest OSが多い場合にはオブジェクトの取得に時間がかかる。おそらくは10分程度。この間は操作を受け付けなくなるし、GUIからのメニューもホスト、ゲストともにグレイアウトされる。一見ホストがハングしているように見えるが実際にはvCenter経由で情報の更新を待っているだけのようである。もしエラーが起きるとすると接続後すぐにエラーメッセージが出る。