マネージャへのエスカレーションについて考える。
# 目的
まず明らかにするのは何を要求するのか
過去一ヶ月ほどでいろいろな課題を送り出したが、反応がまったくないとか、あっても的外れ、あるいは進捗が遅いなら「課題一覧」という形式で出す。
特定の課題について出すときにはおおむね3つに要求が分かれる。
1. リソースの要求
– 人
– 時間
– エンジニア
2. 問題解決が矛盾しいている
3. 意思決定が必要
# まとめて出す頻度
2つ以上レベルが上の役職あるいは、CIOレベルへのエスカレーションは頻繁に行うべきではない。ではどの程度の頻度ならアクセプトされるかを考える。
一か月に一度
– これは前回の問題解決に一週間程度かかったとして3週間たてば前回のことを忘れているのではないかということである。
別のプロジェクトとの関連性
– 別のプロジェクトで緊急性が出てきたとか、相乗効果が生まれるのであれば積極的にチャンスを利用するべきである。
グローバルorRegionalコンフェレンスとの関連性
- グローバルあるいはRegionalで少人数でコンファレンスをやる際もよい時期である。
メールでのやり取りだけだとなかなか物事はすすまないので、常日頃からアンテナを張り巡らせてこれらの機会を逃さないようにする。
# 課題一覧表の作り方
マインドマップでリストを作成
– まずはあまり難しくリストを作成してしまう。
– 最初から構えるとなかなか手をつけるのが億劫になってしまう。
– 風呂に入っているときでもよいし、トイレでもよいし10分くらいで一気にかきあげてしまう。
プロジェクト、状況、リクエスト及び回答欄で整理
- 一覧ができたら、プロジェクト(どこ)、状況(どんな)、リクエスト(何を)、タイミング(いつ)、Responsible(誰が)で整理する。
– 最後に解答欄を用意する。フォーマットを作ることで”その場所”を埋めることの必要性を明らかにする。
状況に含めること
– 現在の状況
– なぜ優先度が高ければその理由を記載しておく
状況でこちらが懸念していることを明らかにする(当事者として)
– helpdesk: follow the sunでやるのか→regionalのリソースはどうなるのか
– helpdesk: 言語やサポート時間
– クライアントマイグレーション: 言語とかロケールとか
関連するアクティビティについて考える
– あるアクティビティがこちらにどのような影響を及ぼすか
– リソースが足りない
– ユーザーのシナリオが大きくかわる
優先度をつける
– 10の課題ができた場合全部いっぺんに解決するのは難しい
- 優先して処理すべき項目を3つ選ぶ
リストの送り先を考える
– リストを送るだけではアクションが戻ってくる可能性が低いので意思決定者、オペレーションできる人、情報を持つ人に分けて誰に送るかを考える。
リストの使用タイミングを考える(週一のミーティング、出張)
– メールのやり取りだけだと弱いのでその他のチャンスを狙うこと
– 会議とかに絡めること
– テレカンとかでまとめてやる