現在勤めている会社で利用しているデータベースはOracle, Microsoft SQLが主である。ERPでSAPを導入している関係で今SAP HANAへの統合が進んでいる。
個別のデータベースをSAP HANAへ統合するわけではないのだが、導入されるアプリケーションがSAPから提供されるものが多く、その場合バックエンドで利用されるデータベースは自然とHANAになる。
興味があったのだが、そもそもSAPなど、大きなシステムであり、サーバーに入れないとテストもできない。そのために長らく名前は聞くもののどんなアーキテクチャ化もよくわからなかった。
今回たまたま見つけたのが以下の記事であるである。
SAP HANAをカジュアルに使ってみよう – SAP HANA, express edition –
この記事によるとパソコン上でもHANAを動かせるらしい。
早速この記事に従ってHANAを導入してみる。
まずインストーラーは以下のサイトからダウンロードする。
この際にユーザー情報の登録が必要である。
ダウンロードが完了後に実行するとダウンロードマネージャーが開く。
適当のモジュールをチェックして、”Download”をクリック。
ダウンロードが完了するとovaファイルが出来上がっている。
このファイルをVMWareで取り込む。
実行しようとすると下記のメッセージが出てくる。
Device/Credential Guardを無効にする方法は下記からたどれるリンクに記載されている。
https://kb.vmware.com/s/article/2146361
Device/Credential GuardはMicrosoftが提供するGroup Policyに関連する設定である。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/security/identity-protection/credential-guard/credential-guard-manage
設定変更は Group Policy Management Consoleから実施する。
設定変更をかけてはみたが、エラーは解消せず。
しょうがないのでOracle VirtualBoxを試してみることにする。
しかしこちらも同様にエラーが出てしまい仮想環境が立ち上がらない。
VT-x is not available. (VERR_VMX_NO_VMX)
インターネット上で調べてみるとこのエラーが出る原因は3つ考えられる。
https://superuser.com/questions/1153470/vt-x-is-not-available-but-is-enabled-in-bios
- The CPU doesn’t support VT-x
- VT-x is not enabled in the BIOS
- Hyper-V virtualization is enabled in Windows
時間がかかりそうなので分ける。
その他参考
- Make your HANA 2.0 SPS 01, express edition work on VirtualBox
- SAP HANAに触れてみよう! SAP HANA, express editionクイックインストールガイド