科学の箱

科学・IT・登山の話題

機械学習

仕事で始める機械学習 – 2.機械学習で何ができるか – 分類 – ロジスティック回帰

投稿日:

ロジスティック回帰

確率を得るために

パーセプトロンの判別式により確率をとることはできない。パーセプトロンのヒンジ損失は正負のみを判断し、間違っている場合だけパラメータの更新をする。つまりぎりぎりで正解となったとしても考慮されない。またあらゆる値をとりうるために0~1となる確率は合わない。そのためにロジスティック回帰ではパーセプトロンとは異なる活性化関数と誤差関数を利用する。

シグモイド関数

実数を0~1に押し込める関数=シグモイド関数

尤度関数から交差エントロピー誤差関数

もっともふさわしいパラメータwを推定するための関数。これは各データが正解ラベルになる条件確率をすべて掛け合わす関数である。尤度関数が最も大きくなる重みwを探す。尤度関数は掛け算であり計算が面倒くさいので対数化する。さらに最小値を求める計算にするために記号を反転する。これを交差エントロピー誤差関数と呼ぶ。

正則化

データの損失があっても、低い重みのほうが評価が高くなる(目的関数が低くなる)。

  • w = -10 ~ +30
  • 損失関数 = 0.5*(w-20)^2 + 20
  • 正則 = w^2

正則化が弱いとすべてのパラメータがモデルに組み込まれるので過学習を起こす。この結果としてすべての訓練データを通るような曲線を生成するモデルになる。それに対して正則化が強すぎるとパラメータの重みが0に近くなってしまうために直線に近づいてくる。

メタ情報

inarticle



メタ情報

inarticle



-機械学習

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

Pythonではじめる機械学習 – k-Means

k-Meansの概要 k-Meansは教師なし学習の一つであり、あらかじめ指定された数にグループを分ける。 例えば今身長である程度まとまって席に座っている生徒を考えます。k-Meansでは最初に分ける …

no image

データサイエンス超入門

シンプソンのパラドックス レコメンドエンジン コンテンツベースフィルタリング 強調 アイテム ユーザー ビジネスにおけるデータ分析の手順 課題→ビジネスケース→仮説→分析→用途 データ分析の手順 デー …

no image

research pipeline

Related posts:実践ワークショップExcel徹底活用ビジネスデータ分析独立性の検定 2つ仕事で始める機械学習 – 2.機械学習で何ができるか – 分類 – パーセプトロン

no image

回帰と分類の違い

回帰と分類は両方とも”予測”問題である。予測とは従属変数から目的変数を明らかにする。この目的変数の種類により回帰と分類に分けられる。 回帰では連続した数値を予測する。例えば株価 …

no image

Pythonではじめる機械学習 – Chap04

4.4 Binning, Discretization, Linear Models, and Trees ビン化のメリット 決定木でビン化するメリットはあまりない 決定木はモデルの中で一つの特徴につ …

2019年11月
« 10月   12月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

side bar top



アーカイブ

カテゴリー